あなたへ





「おいっ!」





…アスカの声だ。今私は、アスカの背中にいる。大丈夫。アスカは、ここにいる。




「大丈夫か??」



「うん。ちょっと、悪い夢を見たみたい。」



「そっか。俺は、ここの靴屋でスリッパかなんか買って帰るから。だから…、明日な。気をつけろよ。」



「うん!ばいばい!」






アスカは、私にとっての唯一の理解者かもしれない。私は、あなたにいつでも助けてもらった。大好きな大好きなあなただから、私はあなたに“別れ”を告げなければいけない。アスカのためにも。私のためにも。





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