あなたへ
昔、アスカとも来たことがあるスタバ。あの時と同じように私とアスカはカフェオレを頼んだ。ミリアとアサヒはココアを頼んで席に着く。
しばらく間の沈黙。その沈黙を破ったのはミリア。
「今からどうする??」と、これからの事を楽しげに聞いてきた。アスカはというと、「んー。」と言いながら考える仕草をした。その時、私の胸にグサッと何かが音を立てて刺さった。
「カラオケとか??」
「いーね!!カラオケ、うちは歌うの大好きだから!」
「おー、俺も賛成。あんま、歌わないけど。」
「私も賛成。歌うのは割と好きだし。」
ミリアは、「よーし、じゃあ早く飲んで行こう!!」と満面の笑み。「やっぱりミリアは可愛いなぁ。」と思いながら急いでカフェオレをすする。
アスカは私の事をどう思ってるんだろう??やっぱりただの友達としか見てないよね…。アスカの横顔を隠し見る。すると、目が合ってしまい「ん??」と私の顔をまじまじと見るアスカ。私の顔は「ぼっ」と音を立てたかのように熱くなった。「なんでもない。」と軽く答える。
けど、頭の中は大パニック。小さい私が「キャーキャー」煩い。アスカのせいだ。アスカが、こんなことするから。でも、これからの楽しい予感にドキドキする……!!