キミに告白
俺は思わず
ガタッ
「てめぇ………」
立ち上がり、藤沢を睨み付ける。
すると、藤沢は、一瞬驚いたような顔をしたあと、俺の背後を見てまた笑い始めた。
「おい」
ポン、と肩に置かれた手と
その低い声。
どこか威圧感のありすぎるそれに、俺は振り返るのを躊躇う。
「お前は俺を怒らせたいのか?」
「いいえ滅相もございません」
「そうかいい度胸だ」
「いや、あのちょっ、」
「お前に後でプレゼントをやろう」
恐る恐る振り返った先には
案の定額に怒りマークを散らしまくった先生。
先生は俺を無理やり座らせると、また授業を再開させた。
授業が終わるまで、俺だけが指名されまくったのは言うまでもない。