キミに告白
「…くっ、ははっ」
「……ハル」
「……っ、あっは、」
「おいてめぇ」
俺の目の前にいるのは、ハルと藤沢の二人。
二人とも、さっきの俺を見ての笑いが未だにおさまらないらしい。
授業が終わってからずっと、この状態だ。
「やばい…さっきのはやばすぎ……」
藤沢は、「笑いすぎて涙でてきた」と言いながら、目尻の雫をすくっている。
「お前ら、俺のこと馬鹿にしすぎだろ」
「いやだって、あれって馬鹿すぎ…」
「お、思い出しただけで、笑っちゃう…」
ハルに笑われるのはしょっちゅうだけど、こうして藤沢にまで笑われていると、なんとなーく恥ずかしい。
…それにしても、爆笑してる藤沢めっちゃ可愛い……
じゃ、なくて。
「いい加減笑うのやめろよ」
「……はっ、」
「はぁ、……笑い疲れて、息くるしっ」
「……やばい、ため息しか出てこない」
そう言って、ため息をついていると。
「マヒロ、なんか考え事でもしてた?」
藤沢が、俺の顔を覗きこむようにして声をかけてくる。
…その上目遣いは、反則だろ