キミに告白
「ねぇマヒロくん」
「…………」
「いつまで項垂れるつもり?」
「………………」
「今、何月だか知ってる?」
「…………………12月デスネ」
「はい、おかしい」
決心したあの時から、かれこれ1ヶ月ちょっと。
避けられ続ける日々ゆえに、俺は今こうして頭垂らして落ち込んでる………
「って、時間過ぎるのはやくねぇか!?」
「だからはやく告白しろやあああああ」
そう叫んだハルに、俺は腹パンをくらう。
ちょ、それがちで痛いやつだから。
「…俺だって、しようとは思うよ」
「じゃあはやくすればいいだろ?」
「…でもさー」
「でも?」
「………やっぱ勇気ないって言うか」
「てめぇはどこの“緊張しすぎてコクハクとか無理ぃ”な女子だよ」
…おっしゃる通りデスネ