キミに告白
でもさ、分かってくれよ
避けられ続けてるのに急に告白するとか、気持ち悪いって思われないか!?
つーか藤沢も、こんだけ避けてるってことはもう俺のこと嫌いなんじゃねぇか!?
「考えれば考えるほど告白したくない」
「じゃあ考えるな」
「おい鬼畜」
俺が唸っていると、
その横を、藤沢が通りすぎていく。
俺の方には目もくれず完全なるスルー
…いつまで経っても慣れない
「ほんと、お前らお互いに意地っ張りっつーかなんつーか」
「あ?」
ハルも、なんか意味不明なことばっかり言ってくるし。
「どうすりゃいいんだ…」
もう、頭を抱えることしかできない。
誰だよ告白しようって決めたやつ。
すると、ハルが突然声を上げた。
「あっ」
「だからなん……」
「俺が藤沢を、呼び出しちゃえばいいんだ」
「………は?」