キミのいた冬。
マフラー
雪の積もる公園
冷え切った感覚がなくなってしまいそうな両手を
こすり合わせる。
吐く息はどれも、白い。
「冬美」
名前を呼ばれて振り返る。
「...夏樹」
そこには少し戸惑ったような彼がいた。
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