私はあなたが大好きでした………………。
ひと通り行為を終えて二人でゆっくりしていた。

不意に彼が声をかけてきた。

「なぁ、幸。」

「ん?」

「お前、俺がお前にプロポーズした日のことを覚えてるか?」

彼が私にプロポーズした日のこと。

今でもちゃんと覚えてる。

なんの変哲もないいつもと変らない普通の日だった。

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