私はあなたが大好きでした………………。
異変
おかしい。
そう感じたのは一週間ほど前だ。
体がおかしいのだ。
確信したのは、昨日だ。
夕飯を食べている時だ、口に運んだ食べ物を吐き出し、更に胃に入ったものも吐き出したくなった。
「うっっ!」
口を押さえるとすぐに彼が気づいて
「おいっ!どうした?!」
って聞いてきてくれたけど、余りにひどい吐き気だったので話すことはできず、トイレに駆け込む暇もなく、床に向かって吐いてしまった。
吐いたあと、『やってしまった』と思ったが、車椅子から私は、降りれないので自分では処理ができない。
必然的に彼に押し付ける形になってしまうのだ。
さすがに人の吐き出した汚物など見たくもないだろう。ましてや処理するなど…………
「大丈夫か?どこかぐわいでも悪いのか。
直に病院に………」
そう言った彼だけど吐いたら楽になったので、ただの風邪かと思って止めた。
彼も渋々頷いてくれ、その後はすぐ私を抱き抱えてうがいをさせてくれ、着替えもしてくれた。
ほんとに申し訳ない。
その後、私の吐き出したものも嫌な顔ひとつせづに片づけてくれたので逆に、申し訳なくなり下を向いたまま、謝った。
「ごめんなさい。」
そう言うと、彼は声を低くして
「………なんで謝るんだよ。」
といってきた。
「だ、だって私自分で吐いたものの処理もできないで…………。気持ち悪くてごめんなさい。」
「処理できないのは仕方ないだろ。あやまんな。それに、気持ち悪いとか思ってないから。夫婦なんだしお互いに困った時は助けあわねーでどーすんだよ。馬鹿。」
こんな時の彼の嫌味は私の心を軽くするためのものだと私は、知っている。
彼なりの優しさだ。
「けど………私は、あなたの事、助けれてない。」
「はぁ。あのな、お前が気づいてないだけで俺は、お前に十分すくわれてんだよ。
気にすんな。それに、俺は、お前のごめんなさいよりありがとうのが聞きたい。」
「あ、ありがとう。」
「ちゃんとこっち向いて言えよ」
彼が言うので顔を上げてもう一度
「ありがとう」と言った。
彼は、笑ってどういたしましてお姫様って
馬鹿にしてきた。
本当に私にはもったいない旦那だ。
そう感じたのは一週間ほど前だ。
体がおかしいのだ。
確信したのは、昨日だ。
夕飯を食べている時だ、口に運んだ食べ物を吐き出し、更に胃に入ったものも吐き出したくなった。
「うっっ!」
口を押さえるとすぐに彼が気づいて
「おいっ!どうした?!」
って聞いてきてくれたけど、余りにひどい吐き気だったので話すことはできず、トイレに駆け込む暇もなく、床に向かって吐いてしまった。
吐いたあと、『やってしまった』と思ったが、車椅子から私は、降りれないので自分では処理ができない。
必然的に彼に押し付ける形になってしまうのだ。
さすがに人の吐き出した汚物など見たくもないだろう。ましてや処理するなど…………
「大丈夫か?どこかぐわいでも悪いのか。
直に病院に………」
そう言った彼だけど吐いたら楽になったので、ただの風邪かと思って止めた。
彼も渋々頷いてくれ、その後はすぐ私を抱き抱えてうがいをさせてくれ、着替えもしてくれた。
ほんとに申し訳ない。
その後、私の吐き出したものも嫌な顔ひとつせづに片づけてくれたので逆に、申し訳なくなり下を向いたまま、謝った。
「ごめんなさい。」
そう言うと、彼は声を低くして
「………なんで謝るんだよ。」
といってきた。
「だ、だって私自分で吐いたものの処理もできないで…………。気持ち悪くてごめんなさい。」
「処理できないのは仕方ないだろ。あやまんな。それに、気持ち悪いとか思ってないから。夫婦なんだしお互いに困った時は助けあわねーでどーすんだよ。馬鹿。」
こんな時の彼の嫌味は私の心を軽くするためのものだと私は、知っている。
彼なりの優しさだ。
「けど………私は、あなたの事、助けれてない。」
「はぁ。あのな、お前が気づいてないだけで俺は、お前に十分すくわれてんだよ。
気にすんな。それに、俺は、お前のごめんなさいよりありがとうのが聞きたい。」
「あ、ありがとう。」
「ちゃんとこっち向いて言えよ」
彼が言うので顔を上げてもう一度
「ありがとう」と言った。
彼は、笑ってどういたしましてお姫様って
馬鹿にしてきた。
本当に私にはもったいない旦那だ。