私はあなたが大好きでした………………。
もともと、顔はいいほうだし………………
めちゃめちゃ整っているし!!

けれど、私が好きになったのはそれだけではなく、彼の毒をもつ言葉の中にある暖かさや優しさに惹かれたのだ。


けれど、好きになればなるほど私は、辛かった。



私は、障害者だ。正常者のかれともし、仮に付き合ったとして車いす生活の私が彼に迷惑をかけないなんて、100%ありえないのだ。


だから、この思いは胸の奥にしまっておく覚悟をしたのに、彼は私を自分のものにしたいといってきたのだった。

あの時は驚いた。何を言っているのか理解できなかった。


嬉しかったけれど私は、調停にお断りした


迷惑がかかるからだ。

「ごめん、秀弥とはつきあえない。」

私がそう告げると彼は、納得のいかないといった顔で「なぜだ。」とせまってきた。

なぜだと言われてもこれという理由がなく

言い訳したところで彼が見破るのはお見通しなので、正直に

「迷惑をかけてしまう。それに、私のせいで秀弥の青春ライフを壊したくない」

と、いった。すると、彼はなんて言ったとおもう?

「はぁ?何言ってんだよお前。馬鹿なのか?だいたい、おれが青春ライフなんて柄かよ。それとな、迷惑かけるって今更かよ。てめーは何年俺に迷惑かけ続けてるんだ?あぁ?」

って、言ってきたから私も負けじと

「い、今までの迷惑とこれからの迷惑は
違うの!こ、恋人になったら秀弥だって
それっぽいところにいきたいでしょ。けど
私が一緒ならそーゆーとこにも行けないんだよ?」

「だから?正直恋人どうしのそれっぽいところ、と言うのもよくわからんし興味もない。だいたい、そんじょそこらの恋人がする事が=それっぽいことなのか?」

「そうだよ!!秀弥は私と付き合うことによって例えば手を繋いで歩くなんてことが
できなくなるんだよ?!」

「だから、なんなんだよ。世界中の恋人同士がすることに、恋人としてのマニュアルでもあんのか?ないだろ。俺は、俺のしたいことをする。」

っとに、話しが通じない自由横暴な俺様。
「あとな、俺はお前とやれる事を考えてる時間のほうが楽しい。すきだ。」

…………………こーいったことを恥ずかしげもなく言うところはずるいと思う。

「ほら、私の出来る範囲なんでしょ。てゆーか障害者なんて、…………」

そこまで言いかけて「おい、」と秀弥の
いつもより低い声が響いた。

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