好きじゃないよ、君なんか。




「で?どうだったの。
近くで見る青瀬王子様は。
ときめいちゃったりした?」



利絵がどうでもよさそうに
あたしに聞く



「別にときめいたりしてないよ」



ちょっと思った以上に
綺麗な顔立ちだったから
見つめちゃったけど…


それは 利絵には黙っておこう


そう決心した あたしは
ふっと疑問に思う



あれ…?
あたし、階段でのこと
利絵に話したっけ……?



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