好きじゃないよ、君なんか。
不意の優しさ





だれか……



「おい、ポチ。」




この馬鹿野郎を




「なぁ、聞いてんのか?」




あたしの目の届かない場所へ
飛ばしてください。




「無視すんなっての。」



「あぁ!うざい!なに?」



あたしは 今、居残り中。
とゆーか 雑用やらされているんです。



放課後に1人で残っていたら
このばか…青瀬に気づかれて

ずっと 邪魔をされているんです。




「手伝ってやろうと思ったのに。
で?お前はさっきからなにしてんの?」




見て分からないのか、こいつは…




「プリントまとめてんの。」



山ほど積まれているプリントを見て
あたしは ため息をつく。



何時に帰れるんだろう…



今日は バイトないからいいけど

あんまり暗くなると嫌なんだよな…
学校からの帰り道 暗いし……




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