幼なじみの罪ほろぼしと恋心
美味しい食事に満足してカフェを出た。


おしゃべりしながら駅に向かう。


家が隣だと帰り道もずっと一緒に居られるから、得した気分。


電車は割りと混んでいたけど、一人分だけ席が空いていて、大樹は当たり前の様に私を座らせてくれた。


電車を降りてからも一緒。


コンビニが二軒並ぶ大通りをゆっくり歩く。

ここ数年は家の近所の大通りもクリスマス用にライトアップされる様になった。

会社近くとは規模が違うけれどとても綺麗。


オレンジの灯りに目を細めている内にふと思い出した。


来週はクリスマスイブだ。

大樹どうするつもりだろう。

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