桜の舞った夜ー運命<サダメ>ー Ⅱ
第1章
第1節「内密のサプライズ」
陰で、何かが動き始めてしばらくたった頃。
もう季節はブレザーが欠かせない季節となった。
私はいつも通り変装して学校に通っていた。
最近は変装グッズに、ブレザーの下に着込む分厚い生地のフード付きパーカーも追加。
視界が遮られるため見えにくいが、楽なものだ。
多少何をしていても、俯いていれば相手からは見えない。
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