最初で最後の一言は『裏切り者』
私は、走って陵に追いつこうとした


でも…………


「ハハハッ!!!」


この笑い声は、私の大嫌いな人達


……………動けなかった


「あれぇ??夜空ちゃんだ。また、
私を虐めるの??」

あいつらが守るべき存在の姫が私の耳に口を近づけて


「夜空ちゃん……わかってるよね?
あの事、バラされたくなかったら、大人しくしておいてね」

……泣きたくても泣けない自分が嫌になった


「夜空っ!」

陵が叫んだけどやっぱり傷つくものは
傷つくな―――
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