最初で最後の一言は『裏切り者』
そんなことを考えながら、学校へついた


「うわっ!あいつまだ高校に来てるよ」

「ありえない!華様をあんなにしたのに」


陰口、悪口、そんなこと教師だからって止める奴はいない


“巻き添え”を喰らいたくないから

ここの学校では、信じられる子なんていない

ううん。いらない


「よぉ?裏切り者さんよぉ。」

私が世界で二番目に嫌いな人

小川 零 ――オガワ レイ――


「お前、そろそろ学校やめたら?
つまらねぇ夢なんか追いかけないで家でじっとしてたら?
動物なんかお前に助けられたくもねぇよ」


ドクンっと私の心臓が大きくなった
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