僕(♀)が異世界にふっ飛ばされて魔法使をやるこの状況について
そして扉の向こうには

白く平坦(ヘイタン)な床、

それぞれの端(ハシ)には金網がある。

そして上には

キレイな青空と

ふわふわの綿雲。

ここは僕のお気に入りの場所。

「……ふう。」

風が心地いい。

ふと腕時計を確認したら、

そろそろ1限目が始まる。

うげえ、数学だ。

でもここでサボったら

放課後のお説教が長くなりそう。

ここは大人しく教室に戻ろう。

扉に手をかけたその時だった。
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