僕(♀)が異世界にふっ飛ばされて魔法使をやるこの状況について
「いや……いやだっ!!」

僕は黒い渦の反対方向に向き

全力で走ろうとしたら、

ふわりと身体が浮き

そのまま黒い渦に吸い込まれた。

「やっ…きゃ――――!!」

僕の叫びは誰にも届かなかった。

屋上の景色がだんだん小さくなっていく。

そして視界がどんどん黒くなっていく。

僕はこのままどうなるの…?

まさか…死んじゃうの?

僕は嫌だと口に出す前に

黒い渦の中で意識を失った。
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