僕(♀)が異世界にふっ飛ばされて魔法使をやるこの状況について
とりあえずここは

話をそらそう。

「えーと、何の話か分かりませんが

人違いじゃないですか?

それより…きゃっ!!」

急に足を引っかけられ、

そのまま倒れてしまう。

「俺にそんなウソが通じると思ったのか…?

このグズが…!」

銀髪の男は見下ろすような目で

僕を見ている。

まるで僕に恨(ウラ)みを抱いているような。

「ちょっとまって!

僕はただ元の場所に帰りたいだけで、

君のこともこの建物のも知らない!!

…っ!?」
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