僕(♀)が異世界にふっ飛ばされて魔法使をやるこの状況について
「あっ、そうだ!

べ、別に人間界に帰れる確率がゼロって訳じゃないぞ!」

ウィルフレッドさんが

意外な事を言った。

「…へ?」

僕は思いがけない言葉に

あっけにとられ、

気づいたら泣き止んでいた。

「言い遅れてしまったが、

私はウィルフレッドと言ってね、

この学校の教師をやってるんだ。」

彼は建物を指差してそう言った。

「えっ、この建物

学校だったの!?」

僕は思わず驚いた。

しかも彼はちゃっかりと

名刺を見せてくるし。
< 34 / 35 >

この作品をシェア

pagetop