危険な愛を抱きしめて
 由香里が、そう言い放った時。

 タイミング良く、アヤネを探す、執事の声がした。

「アヤネさま~~」

「坂田~~
 ここよ~~!」

「……ちっ」

 呼びかけに応えるアヤネの声に。

 更に戦えるモノが増えるコトを感じて、ヤクザは、ようやくあきらめたらしい。

 動けない仲間を引きずって、どこかに消えた。









 
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