危険な愛を抱きしめて
「ああ、心配をかけてすまない。
オレも、こんなに長い間眠ったのは初めてで、びっくりしてるんだ。
でも、もう目が覚めたし。
迎えを呼んだから大丈夫……」
そう、言うオレに。
ショコラは、目をすぃ、と細めた。
「……雪ちゃん、きみ……
もしかして、何かマズイ薬とか、使ってない……?」
「……え?」
「麻薬……とはいかなくても。
おかしな薬の乱用をして、カラダとココロを壊したコを知ってるの。
そのコの眠り方と、雪ちゃんのがそっくりで……
何か、検査されたらマズイのが出てくるんじゃないかって。
熱が全然下がらなくて心配だったけれど。
救急車を呼ぼうかどうしようか、ずっと悩んでたのよっ……!」
……おかしな薬……
そんなもん、飲んでねぇ、と言いかけて。
思い当たったのは、薫の薬。
だけども、あれは確か。
「……風邪薬みたいなもんは、飲んでた。
だけども、あれは合法のやつで……
市販の薬に混ざっているヤツだって……!」
「たぶん『それ』だわね」
ショコラは言って、ため息をついた。
オレも、こんなに長い間眠ったのは初めてで、びっくりしてるんだ。
でも、もう目が覚めたし。
迎えを呼んだから大丈夫……」
そう、言うオレに。
ショコラは、目をすぃ、と細めた。
「……雪ちゃん、きみ……
もしかして、何かマズイ薬とか、使ってない……?」
「……え?」
「麻薬……とはいかなくても。
おかしな薬の乱用をして、カラダとココロを壊したコを知ってるの。
そのコの眠り方と、雪ちゃんのがそっくりで……
何か、検査されたらマズイのが出てくるんじゃないかって。
熱が全然下がらなくて心配だったけれど。
救急車を呼ぼうかどうしようか、ずっと悩んでたのよっ……!」
……おかしな薬……
そんなもん、飲んでねぇ、と言いかけて。
思い当たったのは、薫の薬。
だけども、あれは確か。
「……風邪薬みたいなもんは、飲んでた。
だけども、あれは合法のやつで……
市販の薬に混ざっているヤツだって……!」
「たぶん『それ』だわね」
ショコラは言って、ため息をついた。