危険な愛を抱きしめて
「他のホストが、雪ちゃんに、何かとツラく当たったり。
イジメようなんて、思うのは。
雪ちゃんが、生意気だから、だと思うけど。
もしかしたら、きっと。
みんな『紫音』ちゃんが怖いからかもしれないわよね?」
「……オレが、怖い?」
どんなに、腹立つことをされても。
このクラブで、武術で鍛えた拳を使って、暴れたことはねぇ。
思わず、クビを傾げると、ショコラは、言った。
「雪ちゃんが、ホストとしての技術をもっと身につけたり……
ううん。
最初の指名客をゲットして、流れを変えることが出来るだけでも。
自分のお客様が全部。
取られる、と思っているんじゃないかな?」
「まさか」
いくら何でも、そんなことは、ねぇだろう、と。
肩をすくめると、ショコラは、真面目な顔をして、言った。
「雪ちゃんて、顔だけじゃなく。
仕草や、立ち居振る舞いっていうやつも、一々カッコイイからねぇ。
実家がお金持ちだからかな?
それとも。
ダンスとか、空手とか、カラダを動かして、ヒトに見せる特技を持ってる?」
一応、やってた古武術の説明をすると。
ショコラは、なるほどねぇ、と笑った。
イジメようなんて、思うのは。
雪ちゃんが、生意気だから、だと思うけど。
もしかしたら、きっと。
みんな『紫音』ちゃんが怖いからかもしれないわよね?」
「……オレが、怖い?」
どんなに、腹立つことをされても。
このクラブで、武術で鍛えた拳を使って、暴れたことはねぇ。
思わず、クビを傾げると、ショコラは、言った。
「雪ちゃんが、ホストとしての技術をもっと身につけたり……
ううん。
最初の指名客をゲットして、流れを変えることが出来るだけでも。
自分のお客様が全部。
取られる、と思っているんじゃないかな?」
「まさか」
いくら何でも、そんなことは、ねぇだろう、と。
肩をすくめると、ショコラは、真面目な顔をして、言った。
「雪ちゃんて、顔だけじゃなく。
仕草や、立ち居振る舞いっていうやつも、一々カッコイイからねぇ。
実家がお金持ちだからかな?
それとも。
ダンスとか、空手とか、カラダを動かして、ヒトに見せる特技を持ってる?」
一応、やってた古武術の説明をすると。
ショコラは、なるほどねぇ、と笑った。