危険な愛を抱きしめて
「あなたはまだ、下手ですからこれくらいですけれど。
もっと上手いヒトには、倍以上出してますわ。
相場としては、普通ですから」
……よくわからねぇけれど、そうなのか?
さやかの言葉に、うなづいて。
オレが、特に断りもせず、自分のセカンドバックに、金の詰まった封筒を入れたのを確認して。
さやかは、ずるそうに顔を歪めた。
「紫音は、わたくしと、愛人契約を結ぶ気はありませんか?」
「……え?」
「わたくしとしては、あなたが。
その、あまり上手くないSEXの他に、何か退屈しのぎになることが、出来ることがあるのなら。
ホストと、そのお客よりも深い関係をこのまま、続けてもいいと考えてますのよ」
「……」
「わたくしに付いていらっしゃれば。
ホストとしてスキルアップする方法や、もっと女性が喜ぶツボなどを教えて差し上げられますが……」
「結構です。
これからは時々、ウチの店に飲みに来ていただければ、それで」
あくまで高飛車な、さやかの提案に。
吐きそうになるほどの、嫌悪感を抱いて、オレは即答したのに。
さやかは、目を細めて言った。
もっと上手いヒトには、倍以上出してますわ。
相場としては、普通ですから」
……よくわからねぇけれど、そうなのか?
さやかの言葉に、うなづいて。
オレが、特に断りもせず、自分のセカンドバックに、金の詰まった封筒を入れたのを確認して。
さやかは、ずるそうに顔を歪めた。
「紫音は、わたくしと、愛人契約を結ぶ気はありませんか?」
「……え?」
「わたくしとしては、あなたが。
その、あまり上手くないSEXの他に、何か退屈しのぎになることが、出来ることがあるのなら。
ホストと、そのお客よりも深い関係をこのまま、続けてもいいと考えてますのよ」
「……」
「わたくしに付いていらっしゃれば。
ホストとしてスキルアップする方法や、もっと女性が喜ぶツボなどを教えて差し上げられますが……」
「結構です。
これからは時々、ウチの店に飲みに来ていただければ、それで」
あくまで高飛車な、さやかの提案に。
吐きそうになるほどの、嫌悪感を抱いて、オレは即答したのに。
さやかは、目を細めて言った。