危険な愛を抱きしめて
 薫のテクで。


 薬で疼いたオレの理性が。



 男相手に吹き飛びそうだったのが嫌だった。


 …………。



 生まれ初めて愛した、由香里と同じ瞳に見つめられ。



 くちづけを交わすと。



 本当の由香里とのキスの味を忘れそうで………




 結局そう、何回も。



 愛を交わすことのできなかった、由香里を忘れそうで。



 嫌だった………。





 そんな、オレの告白に。






 薫は、目を見開いた。







 
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