危険な愛を抱きしめて
「お前……
……一体、何を。
どこまで。
そして、いつから知っていたんだ!?」
オレの半分はだけた。
シャツの襟首をつかんで、揺する薫に。
オレはなんとか、微笑んでみせた。
「……多分、全部……
……初めから……」
「……莫迦なヤツ……!
では、さっきのコーヒーも!?」
「……入っていたな……
薬入りの……飲み物は……美味くない……
……由香里が死んだのに……
……なぜ、入れたのかまでは。
……さすがに……判らないが……」
「莫迦」
薫から、謝罪の言葉は無い。
しかし。
薫は、頭を下げるように、目を伏せた。
……一体、何を。
どこまで。
そして、いつから知っていたんだ!?」
オレの半分はだけた。
シャツの襟首をつかんで、揺する薫に。
オレはなんとか、微笑んでみせた。
「……多分、全部……
……初めから……」
「……莫迦なヤツ……!
では、さっきのコーヒーも!?」
「……入っていたな……
薬入りの……飲み物は……美味くない……
……由香里が死んだのに……
……なぜ、入れたのかまでは。
……さすがに……判らないが……」
「莫迦」
薫から、謝罪の言葉は無い。
しかし。
薫は、頭を下げるように、目を伏せた。