千代美と康司の恋愛物語

荒井君倒れる!?

二日目は荒井くんは遅刻して来た。
理由は、塾の宿題が長引いてしまい、寝たのが3時だからだという。
「寝不足なんでしょ？大丈夫？」
「少し眠いけど、なんとか平気」と言った瞬間彼はぐらりと倒れてしまった。
「キャーーーーーー！」と一同が叫んだ。
急いで私は先生を呼びに行った。
「先生！荒井君が急に倒れてしまって…」
その瞬間次の言葉を出せなくなるほどの量の涙がどっとあふれてきた。
「山中さんはここで待っていてくれ」
この一言を残して先生は教室に向かってしまった。