千代美と康司の恋愛物語

告白しちゃった!

「ただいま!今日私の部屋絶対にのぞかないでよね!見られたくないから!」
「はいはい。わかりましたよ。早く勉強してらっしゃい。おやつにケーキ買ってきてあげるから」
「えっ!ケーキ!?ワーイ!ありがとう!お母さん!」
〈まったく!調子いいんだから!たかがケーキごときで〉
バタン!
私は部屋のドアをおもいっきり閉めた。
〔さてと宿題やる前に荒井君に電話しなくっちゃ!でもなんて言えばいいんだろう…」
プルルルル
「千代美ちゃん言いたいことってなあに?」
「荒井君のことが、いや、康司君のことが私好きなの!私から告白されても困るかもしれないけれど、本当に好きなの!」
「っつ!ありがとう。でも少し考えさせてくれないか?」
「はい。ふってもいいですから、あまり悩まないで下さい。話し聞いてくれて、ありがとうございました!」
〔勢いで告白してしまった!返事OKしてくれるかな?もしふられたら顔合わせらんないや…。ま、その時はその時勉強しよっと!〕
「千代美ー!降りてらっしゃい!ケーキ食べなさい!」
「はーい!今行くー!」
私の4日目は終わった。
< 8 / 9 >

この作品をシェア

pagetop