あの日見上げた空の色 ~君と過ごした時間~
手紙のことを思っていたらもう放課後になった。
「…っということで、この後委員会あるやつは委員会準備室に行くようになー。」
吉田先生はそう言い、生徒にちょっかいを出したあと教室を出て行った。
なんだかんだ言って吉田先生はノリがいい。その上運動神経がよく、顔もかなりのイケメンだから告白する生徒も少なくない。
それに、男子からの支持も圧倒的かもしれない。淕だって、担任が吉田先生って知った時は満面の笑みで私をベシベシ叩いていたから。
「俺、今年1番運使ったかも」なんて言ってたっけ…。
「茉莉、明日こそは早起きしてね。」
淕のことを思い返してたら彩花に頭をポンポンとされた。
「…。しないとダメ?」
「ダメ。」
「はーい…。」
気だるそうに返事をしたせいか、彩花は「遅刻ギリギリだってまた吉田先生に言われるよ。」と付け加えて委員会に行った。
そろそろ私も図書室行かなきゃ…。
あの手紙をもう一度確認するとやっぱり【放課後、図書室に来てください】としか書かれていなかった。
「仕方ないか…。」
なんとなく行く気になれなかったが、来てくださいと書かれている以上すっぽかして逃げるわけにもいかないので、鞄を持って教室を出た。
「…っということで、この後委員会あるやつは委員会準備室に行くようになー。」
吉田先生はそう言い、生徒にちょっかいを出したあと教室を出て行った。
なんだかんだ言って吉田先生はノリがいい。その上運動神経がよく、顔もかなりのイケメンだから告白する生徒も少なくない。
それに、男子からの支持も圧倒的かもしれない。淕だって、担任が吉田先生って知った時は満面の笑みで私をベシベシ叩いていたから。
「俺、今年1番運使ったかも」なんて言ってたっけ…。
「茉莉、明日こそは早起きしてね。」
淕のことを思い返してたら彩花に頭をポンポンとされた。
「…。しないとダメ?」
「ダメ。」
「はーい…。」
気だるそうに返事をしたせいか、彩花は「遅刻ギリギリだってまた吉田先生に言われるよ。」と付け加えて委員会に行った。
そろそろ私も図書室行かなきゃ…。
あの手紙をもう一度確認するとやっぱり【放課後、図書室に来てください】としか書かれていなかった。
「仕方ないか…。」
なんとなく行く気になれなかったが、来てくださいと書かれている以上すっぽかして逃げるわけにもいかないので、鞄を持って教室を出た。