私は先輩の浮気相手。






「隼人に言われたんだよ」


「え?」


「今日」


「何を?」




だから隼人はいなかったんだ。

あれ。

遅刻してもよかったんじゃ…。





「この傷は事故の時のもの。

あの時俺は、余命宣告をされたんだ」



「え……」




しゅうは歩き続ける。

あたしはその場から動けなかった。




「だけど、」


しゅうはあたしの腕を引っ張った。


< 125 / 329 >

この作品をシェア

pagetop