私は先輩の浮気相手。
隼人Story 1





―隼人Episode*




「唯…止まって。


さすがの俺でも疲れる。」



「ねぇ...隼人?」



「何?」


「うち…ダメだなぁ」



「また弱虫。」




俺の彼女は、きっと俺が好きじゃない。


分かっていても引き止める理由。

唯は分かっているのだろうか。




「そんなに好きなら、戻れば。」


「えっ…隼人?」



俺だけ、彼女の本音に気づいた。

< 195 / 329 >

この作品をシェア

pagetop