私は先輩の浮気相手。





唯と体育館へ、こっそり向かった。


「ていうか、もう生徒会の時間、過ぎそうね」


「話しすぎたね…」


「まぁ大丈夫よ。作戦通り…いや、なんでもない」


「?」




唯も怪しいけど。

皆戻ってきてくれてよかった―。



後6日って、毎日呪文のように唱えていた、日々から解放される。



「さぁ、かすみ!行ってらっしゃい!」


「待って…、何で裏口?

普通は...」



「いいから!!」




唯に押されて、扉を開けると――。


先輩が演説しようと、舞台の上に居た。


< 262 / 329 >

この作品をシェア

pagetop