私は先輩の浮気相手。
先輩Story Final
「積もる初愛」
――1年半年後*
「かすみぃいいっ!
やっと卒業よぉっ」
「唯……、あたし会長やってよかったよ...。
それを条件にボディーガードはなしになったから」
「先輩のボディーガードなんて、誰が来るかわからないものね…。
それに毎日見張られるの怖いし...」
苦笑する唯。
あたしは窓から見える桜を見つめた。
「そういえば、去年の今頃は、先輩と出逢ったばかりだったんだ...」
「しゅうとも色々あったものねぇ...」
「あれからしゅうとは、よく話すよ。
副会長になってくれたし」