私は先輩の浮気相手。
デート、してくれるかな。
待ってれば来てくれるかな。
でも来ないほうが、俺としてはいい。
今まで女の子にデートしたい、って言えば簡単に来ちゃうし。
おめかしまでして。
俺と何する気なの、って話し。
これ以上俺は汚れたくないんだよねぇ。
そっとかすみちゃんの頬に触れると、凄く心地いい。
「……君だけは、他の子と違うって、信じてるよ」
俺は誰かを好きにならない。
もうそう決めた。
2度と「あの日」と同じ、結末を迎えないように―。