私は先輩の浮気相手。






「悪いな、かすみに手伝ってもらって」


「ううん。手が空いてたし、大丈夫」


「にしても、何でそんなミニなんだよ...」


「?」




しゅうがぼそぼそと呟いてから、急にシャツを渡してきた。




「あのさぁ、俺だってオトコだから言うけど。

そのカッコ誘ってるみたいだぜ?」



「!!!?」



「やっぱ唯の仕業かよ...先輩怒ると思うけど?」


「でもしゅう、シャツなかったら、寒くない?」


「俺はその下に着てる、この服1枚でじゅーぶん」


「…何かしゅう、背伸びた?」



久々に話すせいか、しゅうの目線と合わない。




< 285 / 329 >

この作品をシェア

pagetop