私は先輩の浮気相手。
でもすぐに不敵な笑みを浮かべた。
「うん、めっちゃ妬いてる。
殺意が沸いちゃうほどね」
ニコッて。
怖すぎますよ、先輩。
「...冬真先輩」
「俺の名前呼んで、どうしたいの?」
「仲直りです」
「ふぅん。簡単には嫌だよ」
「え」
「キス、して」
目をすっと閉じて、そのまま待機中の先輩。
真っ白な肌に、まつげ長くて――。
「....俺の顔ずっと見るのはいいけどさ。
かすみちゃん、もう待てないよ」
「えっ、せ、先輩っ!」