私は先輩の浮気相手。
なつみは悲しげに俯いた。
あれ―...。
本当はいい子なのかな。
「じゃあ副会長やんなきゃよかったでしょ!」
「なつみも断ったんや!
やけど...先生があかん言うから」
「まぁまぁ、落ち着いて。
とりあえず仕事片付けようよ」
あたしが2人に言うと、唯はしぶしぶ作業に取り掛かる。
なつみはあたしを呆然と見つめた。
「にしても何なのよ...どうして生徒会がパンフレット作らなきゃなんないのよ!
こういうのって、委員会とかがやるんじゃないのっ!!?」
「唯。大人しく頑張れば、放課後デートしよう。」
「は、隼人...!!
うん、するするっ」