私は先輩の浮気相手。








ここは2年前。

しゅうと来た、思い出の場所で。






『俺が18歳を迎えたその日、またここで言うけど。


結婚して欲しい。

いや、待って。


これから先、かすみにイイヤツ現れたら、断ってもいいんだぜ。

でも…もし俺がまだ好きでいてくれるなら、その時はここに来て欲しい』




『馬鹿なしゅう。ずっとずっとあたしはしゅうを―…』





そう。

あの夏。



受験を控えたあたし達は、確かにここで誓いあったんだ。



君とずっといることを信じて―。







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