共学なんて聞いてない!
時間も守れない奴なのね、如月愁馬は。
もういい、帰ろう。
だって時間守らないあいつが悪いんだから。
「悪い。遅くなった。」
.......ん?
この声どっかで....
恐る恐る振り返ると、やっぱりあいつがいた。
如月愁馬。
「.......」
「.......」
あたしも向こうも一言も話さない。
あたしは話したくもないんだけど...
あぁ、もう無理だ。
そう思ってあたしは顔を背けた。
そして、先に口を開いたのはあいつだった。
「そこらへん、座れ」
「ど、どうも」
ここで断るのもへんだと思って1人掛けのソファに腰掛ける。