共学なんて聞いてない!





「俺の顔に何かついてるか?」

「.....は?」



なにを急に言いだすんだこの人....



「さっきからずっと俺を見てた」



うそ....!?


し、しまった....



「......別になんでもないです」



なんで病院にいたか気になるけど聞けるはずない.....



「そうか。じゃあ俺から質問する。」



は?


質問...?



「.......お前、男嫌いだよな」

「なっ......」

「図星か」



こいつなにを言いだすのよ...!

なにを根拠に....



「え、桜奈ちゃん男嫌いなの〜!?」

「え、いや、あの.....」

「あぁでもそれなら悠弥が叩かれたのもしっくりくるかな〜」

「そのことはもう言うなって約束だろ!!」



え、ちょっと.....


本当のことではあるけど、肯定はしてないのに......


春乃くんと悠弥くんはまた言い合いしてるし。



なんなんだもう....








............あ、そうだ。


今ものすごく名案思いついた。



「あ、あの....それ、本当です。だ、だから「姫をやめるっていう選択肢はない。」



姫をやめます


って言おうとしたら如月愁馬に遮られてしまう。




今、あいつなんて....?



「だからあたし、姫は無理で....」

「お前が無理かどうかは知らねえよ。俺はお前に命令してんだよ。」

「め、命令....!?」



なにいってんのこの人....



自己中にもほどがあるよ...!





< 87 / 128 >

この作品をシェア

pagetop