共学なんて聞いてない!



桜奈が帰ってから少しして、

俺たちも帰ることにした。



「それにしても桜奈ちゃんが男嫌いとはね〜」

「そんなやつ姫なんかさせたくねえんだけど」



校庭を歩きながら校門に向かう俺ら4人。



「男嫌いなよによくあの空間にいたよね〜桜奈ちゃん」

「.....立花、すごいね」

「お〜瑠人が喋った!」

「瑠人もしゃべるだろ」



あいつが女嫌いってことは知っていた。


けどあんなに嫌いだとはな.....



「あれ、愁馬そっちか?」

「あぁ。」

「あ、もしかしていつものとこ?」

「愁馬も大変だな」



お互いに じゃあな といってあいつらと別れた。





俺の家に帰るためにはあの3人と同じ道を帰らなければならない。


けど俺は今日は用事がある。


俺は、月何回か....

いや、数ヶ月に一回くらいで病院に行く。


俺の体がどうこうってわけじゃなくて、ただの見舞い。



子供のころ世話になった人だから顔だすくらいはしねえと。




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