共学なんて聞いてない!




コンコン



「はーい」



ノックをすると、

真っ白なドアの向こうから女性の声が帰ってきた。



ガラガラ


ドアを開けたらそこは、床も天井も壁と真っ白。


中央にはベッドが置いてあり、そこにはさっきの返事をした人がいた。



「あら、また来てくれたのね。」

「はい。こんにちは」



何ヶ月かぶりに会ったその人は、

前と変わらず元気で、

その人の笑った顔はやっぱりそっくりだ。



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