ソフレしかいらない




まずいと思った時には遅く、淀川は両手を壁につき私を囲いこんだ。


密着する体。吹きかけられる臭い息。
すでに我慢の限界だが、まだ何かをされたわけではないのでこちらから手を出すわけにもいかない。


すると、ヤツの手はぐにっと私の胸を鷲掴みにした。



「へへ。ここでヤっちまってもいいんだぜ」



よし、向こうが先に手を出してきた。制裁だ。股間を蹴りあげようと膝を上げたその時、私達をフラッシュの光が襲う。



「はいはい。そこまでですよ淀川さん。しっかり写真撮らせてもらいましたので訴えてあげましょうか?」

「っ、俺はなにもしてねーよ!!」


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