野いちご学園~災鬼新~
体育の授業中、私は死にかけていた。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
そう持久走の練習中である。
「さゆみちゃん!大丈夫っ?」
「はぁ、はぁ…もうダメっ!あの先生鬼すぎるよっ!!」
「だよねー(笑)でも後ちょっとだよっ!頑張ろっ!」
「後ちょっとって、2周くらい!?」
「ううん。後…」
「後…!?」
「11周だよ♪」
「「………」」
「何が後ちょっとよぉぉぉぉぉーーーっ!!」
・・・もうダメだ、この運動バカと話してたら一気に疲れがっ!
あぁーーー、もう帰りたい帰りたい帰りたいかえ・・・
「さゆみぃぃぃーーーーー!!!」
「きゃーーーーー!?」
な、ななななな何っ!?・・・って
「あ、新っ!?」
呼ばれた方に目を向けると、校門の前に幼馴染みの゛災鬼新-さいき あらた-゛がいた。
た、助かったっ!
今体育の先生はいない。
私は新のいるところに逃げるように向かった。
「あ、新ぁぁぁ~~~。よくぞ現れてくれた!もう私は死にかけ…「………」…て…」
え、何で新怒ってんの?
ていうか、新ってN高校で授業中だよね?
なんでここにいるんだろう?
「あ、新?何か…怒ってる?」
「…何で…」
「え?」
「…何で、今朝俺ん家来なかったんだよ。いつも来るくせに…」
・・・あぁ!それでここにいるのか!
「それがね、今日私日直で早く行かないと行けないってことを忘れちゃってて、それを今朝起きて気付いちゃったか…「それで、俺の事も忘れてたわけ?」……」
「そういうわけじゃないけど…」
「だったら何で来なかったんだよ。」
「それは、朝早くに新を起こすのは迷惑かなと思って、後でメールしようと思ったんだけど、思ったより時間がなくて…」
「…結局、俺の事忘れてたってことじゃねーか。」
「ち、違…「何が違うっていうんだよっ!?」」
カチン。
「…だから…」
「あ?」
「…だから、違うって言ってんでしょうがぁぁぁーーーーー!!!」
「っ!?」
「私は今日日直だったの!早く行かなきゃならなかったの!新、朝弱いでしょ!?だから後でメールしようと思ったの!だけど時間が無かったからメール出来なかったの!だから何!?私には私の事情があったの!それにっ!!何で高校生にもなって朝が弱いからって毎日毎日起こしに行かなきゃならないの!?幼馴染みだからってそう毎日行けるとも限らないんだからね!分かってる…んっ!?」
怒ってる私に新はそれを防ぐように触れるだけのキスした。
「…しょうがねぇだろ。そうでもしないとお前に会えないんだからよ。」
「……え?」
「……別に朝は弱くねぇよ。いつも5時には起きてるし。」
「じゃあ、何で…?」
「…っ……俺とお前は高校違うし、お前もさっき言ってたように幼馴染みだからって毎日一緒にいられるわけじゃねーし、だから……」
・・・だから?
「…嘘ついてお前と少しでも一緒にいられるようにしたんだ。」
「それって…」
「…少しでも好きな奴といたいのは当然だろーが。」
「…えっ?」
それって、新が私の事好きってこと・・・?
クシャッ。
「わっ!」
新が私の頭を撫でて来た。それも乱暴に。
「ちょっ!新っ!?」
そして、新は私の耳元で優しく囁いた。
「…さゆみ、今日迎えに来るから待ってろよ。後…お前に拒否権何てねぇからな(笑)?」
チュッ。
そしてまた、新は私に優しく触れるだけのキスをした。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
そう持久走の練習中である。
「さゆみちゃん!大丈夫っ?」
「はぁ、はぁ…もうダメっ!あの先生鬼すぎるよっ!!」
「だよねー(笑)でも後ちょっとだよっ!頑張ろっ!」
「後ちょっとって、2周くらい!?」
「ううん。後…」
「後…!?」
「11周だよ♪」
「「………」」
「何が後ちょっとよぉぉぉぉぉーーーっ!!」
・・・もうダメだ、この運動バカと話してたら一気に疲れがっ!
あぁーーー、もう帰りたい帰りたい帰りたいかえ・・・
「さゆみぃぃぃーーーーー!!!」
「きゃーーーーー!?」
な、ななななな何っ!?・・・って
「あ、新っ!?」
呼ばれた方に目を向けると、校門の前に幼馴染みの゛災鬼新-さいき あらた-゛がいた。
た、助かったっ!
今体育の先生はいない。
私は新のいるところに逃げるように向かった。
「あ、新ぁぁぁ~~~。よくぞ現れてくれた!もう私は死にかけ…「………」…て…」
え、何で新怒ってんの?
ていうか、新ってN高校で授業中だよね?
なんでここにいるんだろう?
「あ、新?何か…怒ってる?」
「…何で…」
「え?」
「…何で、今朝俺ん家来なかったんだよ。いつも来るくせに…」
・・・あぁ!それでここにいるのか!
「それがね、今日私日直で早く行かないと行けないってことを忘れちゃってて、それを今朝起きて気付いちゃったか…「それで、俺の事も忘れてたわけ?」……」
「そういうわけじゃないけど…」
「だったら何で来なかったんだよ。」
「それは、朝早くに新を起こすのは迷惑かなと思って、後でメールしようと思ったんだけど、思ったより時間がなくて…」
「…結局、俺の事忘れてたってことじゃねーか。」
「ち、違…「何が違うっていうんだよっ!?」」
カチン。
「…だから…」
「あ?」
「…だから、違うって言ってんでしょうがぁぁぁーーーーー!!!」
「っ!?」
「私は今日日直だったの!早く行かなきゃならなかったの!新、朝弱いでしょ!?だから後でメールしようと思ったの!だけど時間が無かったからメール出来なかったの!だから何!?私には私の事情があったの!それにっ!!何で高校生にもなって朝が弱いからって毎日毎日起こしに行かなきゃならないの!?幼馴染みだからってそう毎日行けるとも限らないんだからね!分かってる…んっ!?」
怒ってる私に新はそれを防ぐように触れるだけのキスした。
「…しょうがねぇだろ。そうでもしないとお前に会えないんだからよ。」
「……え?」
「……別に朝は弱くねぇよ。いつも5時には起きてるし。」
「じゃあ、何で…?」
「…っ……俺とお前は高校違うし、お前もさっき言ってたように幼馴染みだからって毎日一緒にいられるわけじゃねーし、だから……」
・・・だから?
「…嘘ついてお前と少しでも一緒にいられるようにしたんだ。」
「それって…」
「…少しでも好きな奴といたいのは当然だろーが。」
「…えっ?」
それって、新が私の事好きってこと・・・?
クシャッ。
「わっ!」
新が私の頭を撫でて来た。それも乱暴に。
「ちょっ!新っ!?」
そして、新は私の耳元で優しく囁いた。
「…さゆみ、今日迎えに来るから待ってろよ。後…お前に拒否権何てねぇからな(笑)?」
チュッ。
そしてまた、新は私に優しく触れるだけのキスをした。