甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
展示会の作品を、シュウさんは自宅まで取りに来てくれた。
「これはすごい!エルヴェも喜ぶよ!」
大絶賛してくれた。
試行錯誤して仕上げた作品を褒められると嬉しい。
(葵さんにも見てもらいたいな)
どこにいるか分からない葵さんを思って空を見上げた。
季節は三月
アトリエ シュウのディスプレイは、桃や桜を、イメージした全体にピンク色に仕上げてあった。
「シュウさんのアレンジ、本当に女子の気持ち分かってますね〜」
ディスプレイを眺めながら、ため息をつく。
「実生活では振られっぱなしだけどね」
と天使が微笑んだ。
(うぅぅ…葵さんのかわいいバージョン)
葵さんに会えなくて、寂しい気持ちはあったけど、幸せだった。この日までは。
「これはすごい!エルヴェも喜ぶよ!」
大絶賛してくれた。
試行錯誤して仕上げた作品を褒められると嬉しい。
(葵さんにも見てもらいたいな)
どこにいるか分からない葵さんを思って空を見上げた。
季節は三月
アトリエ シュウのディスプレイは、桃や桜を、イメージした全体にピンク色に仕上げてあった。
「シュウさんのアレンジ、本当に女子の気持ち分かってますね〜」
ディスプレイを眺めながら、ため息をつく。
「実生活では振られっぱなしだけどね」
と天使が微笑んだ。
(うぅぅ…葵さんのかわいいバージョン)
葵さんに会えなくて、寂しい気持ちはあったけど、幸せだった。この日までは。