甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
マンションの門から、20メートルも離れてない地点で動けなくなる。
景色が歪む…
ドサッ
「頭が痛い…」
頭に手を当ててみる。
ヌルッとした感触。
「血だ…そっか、転んだんだ」
冷たいアスファルトの上で動けない。
ああ、このまま死んでしまうのかな。
もしも、私が死んだら
葵さんは悲しんでくれるのかな…
ないわ…
私のことなんて忘れてしまったんだから何とも思わないか…
葵さん…幸せなのかな…
・・・・・
葵さんの優しい笑顔が浮かび、意識が途切れた。
景色が歪む…
ドサッ
「頭が痛い…」
頭に手を当ててみる。
ヌルッとした感触。
「血だ…そっか、転んだんだ」
冷たいアスファルトの上で動けない。
ああ、このまま死んでしまうのかな。
もしも、私が死んだら
葵さんは悲しんでくれるのかな…
ないわ…
私のことなんて忘れてしまったんだから何とも思わないか…
葵さん…幸せなのかな…
・・・・・
葵さんの優しい笑顔が浮かび、意識が途切れた。