甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
それでも、避けきれないのが噂話だ。
仕事を終え、着替えを済ませ、更衣室を出ようとした時に先輩たちが、ボソボソ遠慮がちに噂話をしてる。
「えーー!ショックだわ。
宮澤さん、とうとう……ちゃうの?」
「……済んでるらしいわ」
「政略結婚みたいだよ?」
「どうして?宮澤さんって……」
気になる。途切れ跡切れで、時々聞こえてくる程度だ。
気になる…でも、噂話に振り回されるのは止めた。
自分の目で見たこと、耳で聞いたことが真実だ。
相変わらず、葵さんを見かけない。
「避けられてるのかな…私」
♪♪♪〜〜
スマホが、メールの受信を知らせた。
仕事を終え、着替えを済ませ、更衣室を出ようとした時に先輩たちが、ボソボソ遠慮がちに噂話をしてる。
「えーー!ショックだわ。
宮澤さん、とうとう……ちゃうの?」
「……済んでるらしいわ」
「政略結婚みたいだよ?」
「どうして?宮澤さんって……」
気になる。途切れ跡切れで、時々聞こえてくる程度だ。
気になる…でも、噂話に振り回されるのは止めた。
自分の目で見たこと、耳で聞いたことが真実だ。
相変わらず、葵さんを見かけない。
「避けられてるのかな…私」
♪♪♪〜〜
スマホが、メールの受信を知らせた。