甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
午後6時半。

五人がそろったので、シュウさんにラインを入れると、集まってた私たちのすぐ横に、白のワンボックスカーが停車した。

ウインドウが下がり、シュウさんがひょこっと顔を出す。

「こんばんわ!皆さん、どうぞ乗ってください」

言い終わると同時に、後部のスライドドアが自動で開く。

三列目に藤枝課長と大樹、二列目に女子三人で座ろうとしたら、

「都ちゃんは、ここだよ?」

助手席に座らされる。

「みんな後ろに乗ったら、タクシーみたいじゃん。そんなの寂しいよ〜」

天使の微笑みを浮かべ、シュウさんが私たちに、「そう思うでしょ?」と上目遣いに同意を求める。

「「きゃーーーっ!かわいい‼︎」

わあ〜、三奈も美希子先輩も頬が赤い

シュウさん、女子力?高いです…。






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