甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
7.
私に出来ること
翌日、業務上横領の疑いで、山村専務と響子が逮捕された。
葵さん始め、刷新委員会のメンバーは早速トヨトミのテコ入れの為、動き出した。
「食事…ちゃんと取ってるかな…」
葵さんの食生活が心配になった。
「そんなに心配なら、押しかけちゃえばいいのに」
いきなり後ろから美希子先輩が話しかける。
「うわぁ⁉︎ み、み、美希子先輩!」
「都ちゃんたち、じれったい。
ごちゃごちゃ考え込まないで、行動するの。
もし、彼に二度と会えない状況になったら…て想像してごらん?」
ん?葵さんと二度と会えない?
「嫌です…」
そのとおりだ。私が躊躇してるこの瞬間にも、葵さんが苦しんでたら…
「葵さんが倒れたら嫌です…」
待つだけはやめよう。
思えば、私は葵さんからの連絡が途絶えて、悲しむだけで、自分から連絡をしていない。
こんなことをしたら、言ったら迷惑じゃないか…慎重になり過ぎて、結局行動できない。
「葵さんに、してあげたいと思う事をしよう」
葵さん始め、刷新委員会のメンバーは早速トヨトミのテコ入れの為、動き出した。
「食事…ちゃんと取ってるかな…」
葵さんの食生活が心配になった。
「そんなに心配なら、押しかけちゃえばいいのに」
いきなり後ろから美希子先輩が話しかける。
「うわぁ⁉︎ み、み、美希子先輩!」
「都ちゃんたち、じれったい。
ごちゃごちゃ考え込まないで、行動するの。
もし、彼に二度と会えない状況になったら…て想像してごらん?」
ん?葵さんと二度と会えない?
「嫌です…」
そのとおりだ。私が躊躇してるこの瞬間にも、葵さんが苦しんでたら…
「葵さんが倒れたら嫌です…」
待つだけはやめよう。
思えば、私は葵さんからの連絡が途絶えて、悲しむだけで、自分から連絡をしていない。
こんなことをしたら、言ったら迷惑じゃないか…慎重になり過ぎて、結局行動できない。
「葵さんに、してあげたいと思う事をしよう」