甘い香りに誘われて【続編 Ⅲ 完結しました】
(野菜の献立…
パクッと手軽に食べられるもの…
彩りも良くて…うーん)
おっ…コレ作れそうだ!
三光堂で、私でも作れそうなメニュー本を二冊購入した。
・・・・・
刷新委員会の部屋は、広報室と同じフロアにある。
メンバーは、毎朝ミーティングの為、部屋に集まる。
ちょうど出勤してきたメンバーの一人を捕まえる。
名札に"森本"と書いてある。
「皆さんで召し上がってください」
三光堂でメニュー本を買ってから、何度か練習した。
野菜をペースト状に練り込んだマフィンを作ってみたら、美味しくできた。
これなら野菜嫌いな子どもでも、食べてくれそうだ…て、葵さんに苦手な野菜…あるのかなぁ
「僕らに?ありがとう。君…」
私が差し出したペーパーバッグを受け取りながら、森本さんが私の名札へ目をやる。
「広報室の佐久間といいます。刷新委員会の皆さんがお忙しそうで…
私に出来ることって、このくらいだから。
頑張ってください!」
ピョコンと頭を下げる。
「ありがとう。佐久間さん」
嬉しそうにペーパーバッグを抱え直す森本さんは、そんなに背は高くなく、サラサラの髪が揺れた。
ご褒美をもらったワンコみたいだ。
パクッと手軽に食べられるもの…
彩りも良くて…うーん)
おっ…コレ作れそうだ!
三光堂で、私でも作れそうなメニュー本を二冊購入した。
・・・・・
刷新委員会の部屋は、広報室と同じフロアにある。
メンバーは、毎朝ミーティングの為、部屋に集まる。
ちょうど出勤してきたメンバーの一人を捕まえる。
名札に"森本"と書いてある。
「皆さんで召し上がってください」
三光堂でメニュー本を買ってから、何度か練習した。
野菜をペースト状に練り込んだマフィンを作ってみたら、美味しくできた。
これなら野菜嫌いな子どもでも、食べてくれそうだ…て、葵さんに苦手な野菜…あるのかなぁ
「僕らに?ありがとう。君…」
私が差し出したペーパーバッグを受け取りながら、森本さんが私の名札へ目をやる。
「広報室の佐久間といいます。刷新委員会の皆さんがお忙しそうで…
私に出来ることって、このくらいだから。
頑張ってください!」
ピョコンと頭を下げる。
「ありがとう。佐久間さん」
嬉しそうにペーパーバッグを抱え直す森本さんは、そんなに背は高くなく、サラサラの髪が揺れた。
ご褒美をもらったワンコみたいだ。